ある雑誌で初めてこの人の写真を見た時、「畠山直哉の写真に似てるなぁ。こういう写真撮れる人が羨ましい。」と思いました。広島市民球場を空撮したその写真は、その後、他の写真雑誌等でも見かけました。
写真は、人がその写真を見てから、目を離すまでの時間が長ければ長いほど、人の意識を惹きつけられる写真だと思う。そして、まさに私はその写真を観ることに、他の写真に対するそれよりも遥かに多くの時間を費やし、且つ、何回か見かえしました。
中華料理屋でバイトをし、カメラを買い、大学の図書館では写真集ばっかり見ていたという
荒木氏。雑誌のインタビューで答えた、「写真はビジョンありきだと思います。」というその言葉は、ただ「綺麗な写真が撮れればよいなぁ。」と思っていた当時の私に考えるきっかけをくれました。使用しているカメラはキャノン EOS-1Ds Mark2だそうです。写真写りに多少の差はあれど、現在発売されているデジタル一眼レフなら・・・と思えてしまう。何が違うのか。センス?経験?技術?とにかく、目指す写真の一つの形。
氏は、2005年にキャノンヨーロッパの招待で、ポーランドで個展を開催し、2006年1月には国内キャノンギャラリーにて個展「潜む森」を開催しました。2007年には作品集を発売予定とのことで、すごく楽しみにしています。
(広島市民球場の写真は、ホームページの「Gallery」内にある「City Story」から観ることができます。)